オラクルの資格が無料で受けられる?Oracle Cloudの無償資格取得プログラムを提供

技術系ニュース

2023年10月31日、日本オラクルでは、AIや機械学習などの急成長している分野でのキャリアアップ支援と、「Oracle Cloud」の需要増加に応え、無償資格取得プログラムを開始しました。

今回は、オラクルが開始した無償資格プログラムについて、

  • 無償で受けられる期間は決まっている?
  • 無償で受けられる資格はどれ?
  • 試験を受けるまでの流れ

など、あらゆる疑問について解説していきたいと思います。

無償で受けられる期間は来年1月末まで!

Oracle Cloudの無償資格取得プログラムは、

  • 2023年11月1日~2024 年1月31日

の約3か月となっています。

無償期間が終了したらどうなるの?

無償資格取得プログラムの期間が終了したらどうなるかについては、公式サイトに明確な情報は記載がありませんでした。

ただ、同じ試験の2022年度版は32,340円(税込)となっているので、有償になるとしたらそのくらいの価格帯になるのではないかと思われます。

何回でも受けられる?

オラクル認定試験では、品質維持とセキュリティ強化の観点から、以下の再受験ポリシーが設けられています。

  • 前回の受験日を含めて5日間は再受験できません。
  • オンライン試験(監督なし)では、同じ科目(同じ試験番号)の2回目からの受験については、5日間を待たずに受験することができます。
  • すでに合格した試験を再受験することはできません。
  • 同じ科目(同じ試験番号)は、1年間、5回以上受験することはできません。
引用:Oracle University 再受験ポリシー
https://education.oracle.com/certification-program-guidelines

オラクルの試験は、「監督付き試験」と「監督なし試験」という種類があり、比較的簡単な試験は監督なしのものが多いようです。

で、オンライン試験なら、2回目からの受験はすぐできるよ的なことが書いてあるんですが、

引用:https://www.oracle.com/jp/education/race2cert_97206-ja.html

OCI無償資格取得プログラムの特設ページを読むと、

Race to Certification には、OCIトレーニングへの無償アクセスと、2023年11月1日から2024年1月31日まで有効な認定資格試験の無償受験(2回)が含まれます。

どうやら試験が無償で受けられるのは2回までのようです。

無償資格取得プログラム対象の試験

無償資格取得プログラム対象の試験は以下のとおりです。

Oracle Cloud Infrastructure(OCI)認定資格

「Oracle Cloud Infrastructure(OCI)」は、オラクル社が提供するクラウドサービスです。仮想マシンやオンラインストレージなどの幅広い用途で使えることに加え、なんといっても、Oracle Databaseなどのオラクルのサービスとの連携がしやすいことが魅力のサービスです。

試験名備考
Oracle Cloud Infrastructure 2023 Certified Foundations Associate
Oracle Cloud Infrastructure 2023 AI Certified Foundations Associate 日本語試験は 2023 年 12 月以降に提供開始予定
Oracle Cloud Infrastructure 2023 Certified Architect Associate
Oracle Cloud Infrastructure 2023 Certified Architect Professional
Oracle Cloud Infrastructure 2023 Certified Cloud Operations Professional日本語試験は 2023 年 11 月提供開始予定
Oracle Cloud Infrastructure 2023 Certified Developer Professional日本語試験は 2023 年 12 月提供開始予定
Oracle Cloud Infrastructure 2023 Certified Security Professional 日本語試験は 2023 年 11 月提供開始予定
引用:https://www.oracle.com/jp/news/announcement/oracle-japan-offers-free-certification-program-2023-10-31/
  • Oracle Data Management認定資格

「Oracle Data Management」は、オラクルが提供するデータ管理サービスに関する知識をはかるための試験です。

試験名備考
Oracle Cloud Data Management 2023 Certified Foundations Associate
Oracle Autonomous Database Cloud 2023 Certified Professional
Oracle Base Database Services 2023 Certified Professional日本語試験は 2023 年 11 月提供開始予定
Oracle Cloud Database Migration and Integration 2023 Certified Professional 日本語試験は 2023 年 11 月提供開始予定
引用:https://www.oracle.com/jp/news/announcement/oracle-japan-offers-free-certification-program-2023-10-31/

まだ無償プログラムが公開されてないのもあるっぽい?

Oracle University Japan 認定試験一覧(日本語試験)のページを見ると、たしかに「無償」となっている試験もあるのですが・・・

一番上の「Oracle Cloud Infrastructure 2023 Certified Architect Professional」は「〇月より公開」などと特記事項がないのに、「無償」の表記がありません。

オラクルの試験の「お支払い方法」に、無償以外の何等かの方法が書いてある場合、有償のチケットを買うパターンが一般的です。

3番目の「Oracle Cloud Infrastructure 2023 Certified Foundations Associate」は既に無償になっており、申し込みページにおいても「受験料:Free」となっていました。

もしかすると、この表で「無償」となっていないものはまだ無償プログラムが始まっていないのかもしれません。。。

試験の申し込み方法

Oracleプロファイルでログインする

試験を受けるには、Oracleプロファイルにサインインする必要があります。

アカウントをお持ちの方はサインイン、お持ちでない方はアカウント作成をします。

↓Oracleプロファイル作成画面

受験したい試験のページを開く

Oracle University Japan 認定試験一覧(日本語試験) のページを開きます。

受けたい試験の試験番号をクリックします。

OCI無償資格プログラムの専用ページは以下になります。

以下でも対象の試験を確認することができます。

オラクル、Race to Certification
OCI無償資格取得プログラム (Race to Certification)

しかし、後述のとおり、すでに無償で受けられる予定の試験が無償になっていないので、ご自身が受けたい試験が無償になっているかどうかを確認するようにしてください。

クリックすると、以下のような画面が表示されます。「追加情報」内にある、「日本語試験のお申込み先は、こちら」を押します。

日本語試験用のページが表示されます。

動画を見なくても、試験を受けることは可能です。

少し下にスクロールすると、試験の項目がありますのでそちらをクリックします。

試験ページから試験を開始する

試験のトップページに遷移しますので、試験を開始します。

もし、以下のようなポップアップが出たら「Active and start learning」を押します。

次の画面で「Active my Account」を押すと、試験の画面に戻り、試験を開始できます。

まとめ

今回は、Oracle Cloudの期間限定の無償資格取得プログラムについて紹介しました。

期間があまり長くないですが、オラクルの試験ってだいたい3万くらいするものが多いので、無償で受けられるのはかなりお得だなと思いました。私が以前オラクルの試験を受けたときは申し込みまでの導線がもう少し分かりやすかったような気がするのですが気のせいでしょうか・・・!?普通にサイトから進んでいくと日本語版が見つけづらいなーと感じました。

Oracle Cloud Infrastructure (OCI)、AI、機械学習、OCI マルチクラウド、データ管理などのスキルを試したい方は、ぜひ挑戦してみてください!

chaso

文系出身、数字が苦手な平凡主婦。塾講師、大手企業SE、不動産事務、Webライター、QAエンジニアを経て現在RPAエンジニアとして働いています。機械音痴だけど効率化や自動化をこよなく愛しています!お仕事の依頼・ご相談は問い合わせよりお願いいたします♪

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