本記事では、NextcloudにTrueNASの任意のローカルストレージ(Dataset)を追加する方法を画像付きで詳しく紹介します。
はじめに
本記事では、NextcloudにTrueNASの任意のローカルストレージ(Dataset)を追加する方法を画像付きで詳しく紹介します。
TrueNASとは
TrueNASとは、オープンソースで作られたNAS用のOSです。
TrueNASの概要や、インストール方法については、以下の記事を参照ください。
Nextcloudとは
Nextcloud(ネクストクラウド)は、オープンソースで提供されているセルフホスト型のクラウドストレージサービスです。
Nextcloudの概要やインストール方法については以下の記事を参照ください。
TrueNASのローカルストレージ(Dataset)をNextcloud側に追加する
初めに、Nextcloud側で、TreuNASのローカルストレージが認識できるように設定を行っていきます。
TrueNASのWEB UIにログインします。

ログイン後、画面右のAppsを選択し、Application InfoのEditをクリックします。

Storage ConfigurationのAdditional StorageでAddをクリックします。

以下の設定を行います。
- Type:Host Pathにする
- Mount Path:Nextcloud上でこのデータを見せるためのドライブの位置を指定します。
/mntで始める必要があります。/mnt/storage01とすると、Nextcloud上ではこのストレージは/mnt/storage01に紐づいています。ネットワークドライブにドライブレターを割り当てるイメージです。 - Enable ACL:チェックを入れない。
- Host Path:Nextcloudで見えるようにするDatasetを指定する。今回はStorage01のStorage01にします。

設定したら、画面下までスクロールし、Updateをクリックします。

Nextcloud上にTrueNASのドライブをマウントする
次に、Nextcloud上で、先ほど設定した、ローカルドライブをマウントします。
Nextcloudにログインします。

画面右側のユーザー部分をクリックし、アプリをクリックします。

あなたのアプリをクリックし、External storage supportが有効になっていることを確認します。なっていない場合は、有効ボタンをクリックして、有効化します。

画面右側のユーザーアイコンをクリックし、管理者設定をクリックします。

画面左側で外部ストレージを選択し以下の設定を行い、画面右のチェックボタンをクリックします。
- フォルダ名:フォルダ名を設定します。このフォルダ名がNextcloud上で見えます。
- 外部ストレージ:ローカルを選択します。
- 認証:任意のものを選択します。筆者の場合、なししか選べませんでした。
- 場所:先ほどMount Pathにしていたドライブを記述します。/mnt/…です。
- 利用可能:アクセスできる、Nextcloudユーザーを指定します。全員の場合はすべての人をチェックします。

パスワードを聞かれるので、入力して、Confirmをクリックします。

しばらく待つと、チェックマークがつきます。

設定中のままとなり、消えない場合は、パスワード入力欄を一度×で閉じます。

画面右の!マークにマウスをホバーすると、「クリックすると設定が再確認されます」となれば、再度画面右側のチェックボタンをクリックし、再度パスワードを入力すると、すぐに設定されます。
パスがないと言われ、失敗する場合は、事前にTrueNASで設定するローカルドライブのHostPath設定が誤っているので再設定します。
追加されたドライブを見る
設定がうまくいくと、ドライブとしてみることができるようになります。
画面左上のファイルをクリックします。

フォルダに、先ほど設定したフォルダ名が現れれば、正しくTrueNASのローカルドライブ(Dataset)がマウントできています。

まとめ
NextcloudにTrueNASの任意のローカルストレージ(Dataset)を追加する方法を画像付きで詳しく紹介しました。



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