【徹底検証】新Bingにブログを書かせてみた!【ChatGPT】

ChatGPT

ChatGPTを搭載した検索エンジン「新しいBing」。

Excel、Power Automate、Pythonなどのプログラミングについて質問をすると関数やソースコードを返してくれたり、翻訳をしてくれたり、さらには近所の美味しいラーメン屋を教えてくれるなど実に様々な分野に対応しています。

正解は「日章旗」らしいです

そこで思ったんですが、

新しいBingにブログ記事を書いてもらえるのでは?

こんなに有能なら、ブログの文面も考えてもらえるのではないでしょうか。

さらに言うと、大学のレポート卒論、クラウドソーシングのWebライター案件、小学校の読書感想文なども一瞬で作ってもらえるのでは・・・!?

ということで今回は、「新しいBingでブログ記事が書けるかどうか」について、

  • 新しいBing(Bing AI)で書いた文章の正確性は?
  • 何に注意してブログ記事を作ってもらえばいい?
  • Webライターや大学のレポートに使っても大丈夫?

これらをポイントに検証していきたいと思います。

なお、「新しいBingとは何ぞや?」という方は以下記事をご参照ください。

【検証1】「ブログ記事を書いて」

「ChatGPTに関するブログを書いて」に対するBingの回答は以下になります。

ChatGPTに関するブログを書きたいということですね。ChatGPTとは、OpenAIが開発した自然言語生成モデルで、GPT-3という大型の言語モデルを拡張して作られたチャットサービスです⁷⁸⁹。ChatGPTは、質問に回答したり、文書のサマリーを生成したり、会話や記事を作成したりと、様々なタスクに利用できます⁷⁹¹¹。

ChatGPTを使ってブログ記事を作成するには、まずChatGPTのアカウントを作成する必要があります⁷⁹。アカウント作成は無料で、メールアドレスとパスワードを入力するだけで簡単にできます⁷⁹。アカウントを作成したら、ChatGPTのダッシュボードにログインして、新しいプロジェクトを作成します⁷⁹。プロジェクトの種類は、対話、文書生成、質問応答などから選べます⁷⁹。ブログ記事を作成する場合は、文書生成を選びます⁷⁹。

文書生成のプロジェクトを作成したら、次にトピックやキーワードを入力します⁷⁹。例えば、ChatGPTについて書きたい場合は、「ChatGPTとは何か」というトピックや、「ChatGPT、OpenAI、GPT-3、自然言語生成」というキーワードを入力します⁷⁹。入力したら、生成ボタンを押すと、ChatGPTが自動的にブログ記事を生成してくれます⁷⁹。生成された記事は、ダッシュボードで確認したり、編集したり、コピーしたりできます⁷⁹。

ChatGPTは、AIテクノロジーを利用した自然言語処理ツールであり、人間を相手にしているときと同じような会話を可能にするなどの機能を備えたチャットボットをユーザーに提供する⁸。ChatGPTを使えば、ブログ記事を作成するのはもちろん、学術論文やニュース記事の執筆から学生の試験の手助けまで、様々なことができます⁴⁹¹¹。ChatGPTは、まだ開発途中のツールですが、今後もさらに進化していくことでしょう⁸¹¹。

違和感ない文章が作成されましたが、内容的には「ChatGPTに関するブログ」というよりは、「ChatGPTでブログを作成する方法」になってしまっていますね。

これは尋ね方に左右されるところなので、「ChatGPTについて文章を書いて」など聞き方を変えてあげればchatGPTそのものについての文章を教えてくれるでしょう。

細かく見ていくと、内容の真ん中あたりに「プロジェクトの種類は、対話、文書生成、質問応答などから選べます」とありますが、これは実際には対話のみになります。ネットに載っている個人ブログなどからも情報を参照しているため、このように事実とは異なる内容になっていることもあります。

このような気をつけるべき点は後述の注意点にてまとめます。

【検証2】「読書感想文を書いて」

次に、夏休みのキッズの宿敵、読書感想文を書いてもらおうと思います。

今回は、有名な自己啓発本である「夢をかなえるゾウ」の感想文を書いてもらいます。

応答文が長いと途切れてしまいますが、「続きを書いて」と言うと感想文の続きを返してくれます。

「夢をかなえるゾウ」の読書感想文を書いてほしいということですね。では、以下のように読書感想文を書いてみました。

「夢をかなえるゾウ」の読書感想文

本の概要

「夢をかなえるゾウ」は、水野敬也さんが書いた自己啓発本です²⁴。

この本の主人公は、夢もなく、仕事もうまくいかず、恋人もいないさえない男性です²⁴。

ある日、彼の部屋に突然、夢をかなえるゾウと名乗るガネーシャという不思議な生き物が現れます²⁴。

ガネーシャは、主人公に夢をかなえるための7つの法則を教えてくれます²⁴。(略)

本の感想

この本を読んで、私はとても感動しました¹³。(略)

夢をかなえるためには、自分の心を変えることが大切だと気づきました¹³。(略)

この本のように、人の心に響くような本を書きたいと思っています¹³。

そのためには、まずはたくさん本を読んだり、文章を書いたり、勉強したりすることが必要だと思います¹³。(略)

私は、毎日少しずつでも本を読んだり、文章を書いたり、勉強したりすることを習慣にしようと思います 。

そして、いつか自分の夢をかなえることができるようにがんばりたいと思います 。(略)

以上が、私の読書感想文です。

chaso
chaso

すごい・・・!ロボットが感動してる!!!

こちら、参照している情報を見ると、amazonやbookmeterなど本のレビューが載っているサイトのURLが載っています。つまり、いろんな人のレビューからかいつまんで作っている感想文だということが分かります。

本のあらすじに関しては内容に間違いはありませんが、感想文としてはいまいちですね。

特に、最後のシメと思われる一文「この本を読んで、夢をかなえるゾウに出会えた気がしました」これを見たら「本当に読んだ!?」と思われてしまいそうです。

私自身も先日この本を読んだのですが、この本で伝えたいことは「行動することの大切さ」なんじゃないかなと思いました。最近は知識ばかり溜め込む人を「ノウハウコレクター」と言ったりしますが、得た知識を少しでも積み重ねていくことこそが成功へ繋がるんだなと感じました。

物語に登場する「夢をかなえるゾウ」は主人公のもとに表れて色んな課題を出しますが、この主人公が成功したのはその課題を実践したからであって、「夢をかなえるゾウに出会えた」という感想は「こんなすごいノウハウを見つけた」と言っているだけに過ぎない、

つまり、なんの感想にもなっていません。

・・・すみません。良い本だったのでついロボットが作った感想に熱く反論してしまいました。

【検証3】「レポートを書いて」

大学生の宿敵、レポート(論文)を書いてもらいました。テーマは「都心の団地の過疎化・高齢化と、その対策」です。

都心の団地における過疎化・高齢化と、その対策についてのレポートを作成しました。以下に要約を示します。(略)

都心の団地における高齢化の問題としては、地域コミュニティの衰退、空き家の増加、介護や医療の不足、防災や安全の確保などが挙げられる³⁵⁸。

都心の団地における高齢化への対策としては、以下のような取り組みが行われている。

住宅団地の多世代居住に向けた改修やリノベーションの支援⁵⁸。(略)

防災や安全に関する教育や訓練の実施や、防災用品や防犯カメラの設置⁵⁸。(略)

今後の課題としては、住宅団地の多世代居住の促進や、高齢者の孤立や貧困の防止などに対するさらなる取り組みが必要であると考えられる⁵⁸。

「事例をまじえて」書いてもらいましたが、参照元のページを見てみると都心の事例ではなく地方都市の事例も含まれていました。実際にレポートを書く際には、どれが都心の事例なのかを確認して明確にする必要がありそうです。

ChatGPTとの比較

「新しいBing」のチャット機能は検索エンジンの機能の一つですが、「ChatGPT」は対話型チャットに特化したチャットボットです。「新しいBing」にはChatGPTよりも高性能な言語モデルが搭載されていますが、文章作成においてはどのような差があるのでしょうか。

先ほど検証した、「ブログを書いて」という指示に対する結果を比較します。

「新しいBing」は、「ChatGPTに関するブログ」という文字列での検索結果を文章に盛り込んでいます。そのため、ブログというキーワードに引っ張られ「ChatGPTを使ってブログを書く方法」という内容になってしまっています。ただ、これは「ChatGPTについて解説した文章を書いて」など質問の仕方を変えてあげれば解決できます。

対してChatGPTは、ChatGPTとは何か、活用例、メリット、将来について書かれており、これをベースに十分ブログを書けるような内容となっています。

ただ、ChatGPTは「ソースが不明確である」という点に注意が必要です。論文やWeb記事を書く際には参照元不明・正しいかも分からない内容は厳禁ですので、情報が正しいか判断できない内容については鵜呑みにしないよう別途ネットで検索し直す必要がありそうです。「新しいBing」では参照元のURLが明記されており、情報が正しいか確認することができます。

文章作成してもらうときのポイント

ここまでの検証を踏まえて、新しいBing/ChatGPTに文章を作成してもらう際のポイントは以下になります。

ChatGPTが作った文章を丸パクリしない

「新しいBing」で作成した文章は、ネット上のあらゆる記事を参考に作られたものです。ソースが明記されているとはいえ、誰かが作った文章なので、そのまま使用してしまうと内容を真似したと思われてもおかしくありません。

また、ブログという観点から考えると、内容が同じような文章は「類似コンテンツ」とみなされ、SEOに悪影響になる可能性があります。

正しい情報かどうか、ソースを確認する

「新しいBing」により作成された文章には、誤った情報が含まれていることがあります。AIはネット上の情報から文章を生成しますが、その中にフェイクニュースなど誤情報が含まれることがあります。

ChatGPTではソースを参照できないので真偽の判断ができませんが、「新しいBing」では参照元URLで辿ることができるので、ちょっとでも怪しいと思った場合には参照元を確認することをおすすめします。

追加質問をしてオリジナリティを出す

「新しいBing」では、対話形式で疑問を解決できるという点が魅力です。これを活かして、対話をしながら追加で質問をしていくと記事を書く上で参考になる情報が得られます。

例えば、「桃太郎」の感想文を書いてもらった場合に、「桃太郎は日本五大おとぎ話のひとつであり、日本人の心に根付いている」とあります。ここをもう少し詳しく説明してもらうために「日本五大おとぎ話について詳しく教えて」と質問してみました。

そうすると、「日本五大おとぎ話」についての説明を返してくれます。

このように、「新しいBing」が書いた文章についてもう少し掘り下げて書きたいという場合には、そのキーワードについてさらに聞いてみると良いです。質問をしていくなかで、自分自身でも対象のテーマについて考えるきっかけになり、作成された文章への理解が深まることでオリジナリティを加えた文章にすることができるでしょう。

Web記事や大学のレポートなどに使っても大丈夫?

新しいBing/ChatGPTが作成した文章を、Webライティングや大学のレポートなどに使っても大丈夫なのでしょうか!?

ここでは、「勉強にならないからダメ!」とか「検索力がつかないからダメ!」という観点ではなく、「AIが作成した文章をそのまま使うことが、それぞれのシーンにおいて問題になり得るかどうか」に視点をおいて考えます。

Webライティング

クラウドワークスやランサーズなどのクラウドソーシングサービスで「ブログ」「Webライター」と検索すると、常に沢山の募集が出ています。Webライターはパソコンさえあれば在宅で時間を選ばずにできる仕事ということで近年人気を集めており、副業として始める人も増えています。

ライティング作業をChatGPTにやらせれば楽だし、沢山案件をこなせて稼げる!

と思っちゃいますよね・・・!

しかし、Webライティングはただ書けば良いというわけではありません。

そもそも、記事執筆の依頼をなぜするかと言うと、集客・宣伝のためです。

つまり、より多くの人にその企業を知ってもらいたい、自分のサイトに来てもらいたいという意図があります。

集客のために重要となるのが「E-A-T」というSEO(Google対策)の基準となるもので、このうちのTは「信頼性(Trustworthiness)」といい、模倣されたものではないか、オリジナル性があるかによりサイトが判断されます。このとき、ChatGPTを使って作成した文章そのままを使ってしまうと、「信頼性」が下がり、書いた記事が検索上位に表示されづらくなってしまいます。

WebライティングにChatGPTを使う際には、執筆テーマについて質問したり、関連する用語を提示してもらう程度にとどめておくと良いでしょう。

大学のレポート作成

米国では、大学生が人工知能に書かせたレポートでA判定をとったことが話題となっています(Students Are Using AI to Write Their Papers, Because Of Course They Are)。コピペチェックツールでもコピペとは判定されませんし、類似する文章があっても完全に一致していなければ「この記事をパクっただろ!」とも断言しづらいですよね。事実、現時点ではAIが作った文章かどうかを完全に検出できるツールはありません。

先述のWeb ライティングの例では、SEO対策という観点から丸パクリはしないほうが良いと書きましたが、大学のレポートや小学生の読書感想文などに関しては適切に活用する分には良いのではないかと思います。

なかには、ChatGPTを利用していいと明言している教授もいるようです。ChatGPTを使うのを禁止するよりも、むしろ有効活用して様々な課題を解決する力を培ったほうが今後の社会を生き抜くためにはメリットになりそうですよね。

まとめ

今回は、「新しいBing」にブログ記事を作成させるという検証をしました。ブログ記事だけでなく、読書感想文やレポート作成まででき、文章作成がより楽になりそうです。

ただし、作ってもらった文面を丸パクリしてそのまま書いたり、内容がよくわからないのにコピペして使うということは避け、正しく活用していくことが大切です。

プログラミングにChatGPTを使用する際の使い方や注意点については、以下記事にて紹介しています。

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