GPT Storeで公開されているGPTsから、「Logo Creator(ロゴクリエイター)」を紹介します。
Logo Creaorとは?
「Logo Creator(ロゴクリエイター)」とは、簡単な指示をするだけで高クオリティなロゴを作成してくれるツールです。

GPT Storeのトレンドランキング(総合)では、2023年1月17日現在6位にランクインしており、「DALL-E(画像生成)」部門では1位にランクインしています。

【参考】作成動画
Logo Creatorでの作成動画です。
Here are some of my favorite GPTs that you can use to 10x your workflow:
1. Logo Creator
Link:https://t.co/oM6Tnkg5BT pic.twitter.com/rDKOzKKopU
— Magna Ding (@MagnaDing) January 11, 2024
作者はAI教育者 Chase Lean氏
Logo Creatorの作者は、Chase Leanさんという「AI教育者」として、AI教育者。AIツールの実践的な使い方を日々紹介している方です。

Wanna make logos with ChatGPT?
Just updated my Logo Creator GPT.
You can now use it to make 9 different logo/icons in a SINGLE generation!
Link below ↓🔥 pic.twitter.com/ffVtxA4x5r
— Chase Lean (@chaseleantj) January 11, 2024
Logo Creatorの使い方
Logo Creator を開きます(別タブで開きます)。
ChatGPTにアクセスして、GPT Storeを開き、そこから選択しても同様に使うことができます。

【STEP1】作ってほしいロゴについてプロンプトを投げる
まず初めに、作成してほしいロゴに関してプロンプト(指示)を投げます。
今回の例では、以下のようなプロンプトを投げました。
自然に囲まれた田舎の小さなパン屋さんのお店のロゴを作ってください。
【STEP2】ロゴの雰囲気を選ぶ
次に、ロゴの雰囲気を以下の4種類から選びます。
A) 鮮やかな
B) ニュートラルな
C) 真面目な
D) すべての質問をスキップして、デフォルトのオプションですぐにロゴを生成する

【STEP3】ロゴの複雑さを設定する
次に、ロゴの複雑さを設定します。1は「非常にシンプル」で、10は「非常に複雑」と、数値が上がるにつれて複雑になります。

【STEP4】色合いを決める
次に、色合いを決定します。選択肢の中から選ぶか、自分で色を指定するか、お任せを選べます。

【STEP5】生成する画像の数を選ぶ
最後に、生成する画像の数を
- 1枚
- 9枚
のいずれかから選びます。

DALL-E3には、回数制限はありません。
しかし、ChatGPTのGPT-4は、40メッセージ/3時間 の回数制限があります。
今回は、一度に9枚の画像を生成してもらいます。
生成結果はこちら!
以下が、Logo Creatorに生成してもらった9パターンのロゴになります。

複雑さは10段階のうち5、雰囲気は「ニュートラル(普通)」、色合いは緑とベージュで依頼しました。
最初に指示した「自然に囲まれた田舎の小さなパン屋さん」というテーマもしっかり考慮されたロゴが生成されました。
設定内容を色々変更してみる
作成してもらったロゴに対して、設定内容を変更してみます。
「複雑さを0にして」(非常にシンプル)
複雑さを0(非常にシンプル)にして、あとはそのままで再度生成してもらいました。

さほど大きな変化はないような気もしますが、先ほどよりも少しスッキリしたようには感じます。
「複雑さを10にして」(非常に複雑)
複雑さを10(非常に複雑)にして、あとはそのままで再度生成してもらいました。

複雑さ0と比べると、凝ったデザインになりました。
カラフルで、鮮やかなロゴにして
複雑さは5(普通)にして、カラフルで、鮮やかな雰囲気のロゴを再生成してもらいました。

様々な色を使用したカラフルで鮮やかなロゴが完成しました。デザインもなかなか良いですね!
1回のプロンプトでロゴを生成させる方法
「Logo Creator」はチャット形式で質問に回答していくことでロゴを生成しますが、チャットのやりとりを省略して、1回のプロンプトでロゴを生成することも可能です。

プロンプトのテンプレート
以下が、プロンプトのテンプレートになります。これをご自身の目的に応じて、内容を変更して指示することで1回のプロンプトでロゴを生成できます。
AIツールを生成している企業のロゴを作成してください。
・ロゴの雰囲気:C) 真面目な
・ロゴの複雑さ:7
・色合い:青と白
・生成数:9枚
項目 | 概要 |
---|---|
ロゴの雰囲気 | A) 鮮やかな B) ニュートラルな C) 真面目な D) すべての質問をスキップして、デフォルトのオプションですぐにロゴを生成する |
ロゴの複雑さ | 0~10 数値が低いほどシンプル、高いほど複雑なロゴになる |
色合い | ・青と白 など具体的な組み合わせを記載する ・カスタムパレット(具体的に指定してください) ・おまかせ |
生成数 | ・1枚 ・9枚 |
活用例
お店のロゴを作成してもらう
アイスクリーム屋さんのロゴを作成してください。
・ロゴの雰囲気:A) 鮮やかな
・ロゴの複雑さ:5
・色合い:ピンクをメインにカラフルにする
・生成数:9枚

個人のSNSアイコンを作成してもらう
私のSNSのアイコンを作成してください。
私は女性で、ジョギングが好きです。
・ロゴの雰囲気:C) 真面目な
・ロゴの複雑さ:3
・色合い:黄色と赤
・生成数:9枚

「サイト工事中」のロゴを作ってもらう
「サイト工事中」のロゴを作ってください。
・ロゴの雰囲気:C) 真面目な
・ロゴの複雑さ:0
・色合い:黄色、黒
・生成数:9枚

注意点
Logo Creatorを利用する上での注意点は以下になります。
テキストの生成は不正確
「Chaso’s AI Team」というロゴを入れてください。と指示した結果、指示したテキストが正確に反映されませんでした。

ロゴのデザイン的に見切れているのかな?とも思いましたが、そうではないようです。そもそも文字入れの精度が安定していないようです。

DALL-Eでの文字入れについて調べてみたところ、英語のプロンプトのほうが正確に作成できることが多いとあったので、英語でプロンプトを投げてみましたがやはりだめでした。

でも9枚中9枚が全部失敗しているわけではないので、「文字入れできなくはない」といった状態です。
日本語には未対応
Logo Creatorでは、日本語のロゴを作成することはできません。これは、搭載されている画像生成モデルの「DALL-E3」が日本語に未対応のためです。

ロゴの雰囲気を大きく変えることはできない
ロゴの雰囲気は、
A) 鮮やかな
B) ニュートラルな
C) 真面目な
D) すべての質問をスキップして、デフォルトのオプションですぐにロゴを生成する
から選ぶようになっています。これを無視して「リアルで写真のような」と指示しても、抽象的なイラストが生成されます。

あくまで「ロゴクリエイター」なので、写真のようなタッチやリアルなイラストなどは生成されません。
まとめ:気軽にロゴ作成・高クオリティなツール
今回は、GPT Storeで公開されているGPTsから、「Logo Creator(ロゴクリエイター)」を紹介しました。
簡単な質問に答えていくだけで簡単にロゴを作ることができる、非常に便利なツールです。一気に9枚のロゴが生成されますが、画像自体は1枚なのでChatGPTの使用回数を大きく消費することなく様々なパターンのロゴができるので使い勝手も良いです。
今後も便利なGPTsを見つけたら紹介したいと思います。
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