GPTs公開時に、本名が出てしまうのを変更する方法【作成者の名前を非公開にする】

ChatGPT

GPTs公開時、「By 〇〇」と作成者の名前が表示されるようになっています。

このまま公開してしまうと、ChatGPTに登録した名前が表示されてしまいます。ChatGPTには本名で登録している方が多いかと思うので、ここを本名以外に変更する方法について紹介したいと思います。

「By 〇〇」に出てくるのは請求書情報の名前

GPTsを作る際の、「By 〇〇」に出てくる名前は、OpenAIに請求書情報(クレジットカード情報など)を登録したときの「Name」が参照されます。

会社以外の個人で登録されている方は、本名が出てきてしまう方も多いかと思います。これを知らないままうっかり全体公開してしまうと、本名が公開されてしまいます。

方法①:公開時の設定で名前を伏せる(全体公開でない場合は有効)

一つ目の方法は、GPTs公開時の設定で名前を伏せる方法です。ただし、この方法は、全体公開ではない場合(リンク知っているにのみ公開)のみ有効な方法です。

GPTsの公開時に、右上の編集マークを押します。

設定画面が表示されますので、「Name」をオフにします。

これで、リンクを知っている人にのみGPTsのURLを公開する場合は本名が表示されなくなります。

(全体公開=GPTストアに公開する場合はこの方法は使えません)

方法②:作成者にドメイン名を設定する方法

次に、作成者にドメイン名を設定する方法です。この方法は全体公開時でも使うことができます。

ChatGPT画面左下から「プラス設定&ベータ」を押します。

「Website Select a domain」にカーソルを当てると、「Verify new domain」と表示されますので、それをクリックします。

設定したいドメインを入力します。例えば、「https://prtn-life.com/」なら「prtn-life.com」となります。

TXTレコードが表示されますので、コピーします。

コピーしたら、ご自身が使用されているサーバー側の設定画面でTXTレコードを設定します。私の場合はXSERVERなのですが、「DNSレコード設定」から追加するようになっていました(ここの設定方法はサーバーにより異なります)。

設定が完了したら、しばらく待機します。(反映されるのにはしばらく時間がかかります。私の環境では15-20分程度かかりました)

以下の画面が出たらドメイン追加完了です。

再度、設定画面に戻り、「Website」をオンにします。(オンにできなければ、一度ログアウトしてログインし直してみてください)

この設定の状態で、GPTsを公開すると、作成者情報には登録したURLが表示されるようになります。

方法③:請求先情報の名前自体を変更してしまう

方法②の、ドメインを設定する方法がおすすめですが、ドメインを持っていないという方に向けて最終手段を紹介しておきます。

方法③では、請求先情報の名前自体を変更します。

本名以外を入れて大丈夫なの!?

「Name」に本名以外を入れても大丈夫なの!?というところですが、OpenAIの規約には、

「有効な支払い方法を含む完全かつ正確な請求情報を提供するものとします。」とあります。

なので、厳密に言うと「Name」も本来であれば本名を入力すべき項目ではありますが、ネットで調べた限り、本名以外のニックネームや適当な名前で利用してペナルティを受けた・使えなくなった等の声はなく、問題なく利用できるようです。ただし、自己責任で行ってくださいm(__)m

ただし、電話番号やクレジットカード番号等など、請求に関わる情報については正確な情報を入力する必要がありますので、その点は注意してください。

表示する名前を変更する手順

OpenAI公式ページ(https://openai.com/) を開きます。

画面右上の「Log in」を押します。

ログインしていない場合はここでログイン画面に遷移しますのでログインします。ログイン済の方は以下の画面が表示されますので、「API」を押します。

画面左側のほうにカーソルを持ってきます。

「Settings」を押します。

「Billing」を押し、画面上部のタブから「Preferences」を押します。

「Company name」を変更します。

これで名前の変更は完了です。

変更されたか確認する

実際に変更されたかどうか、確認します。

ChatGPTにログインしている場合はいったんログアウトし、再度ChatGPTにログインします。

名前が変更されていることが確認できました。

まとめ

今回は、GPTストアでGPTsを公開する際に作成者に本名が表示されてしまうのを防ぐために、名前を変更する方法について紹介しました。

作成者情報として、まさかOpenAIに登録した請求書情報が反映されているとは思いませんでした。そして、それがGPTs公開時に見えてしまうというのも、色々いじっているなかで知りました。GPTストアの公開に向けてGPTsを作成している方もいらっしゃるかと思いますが、気をつけないとうっかり個人情報が漏れてしまいかねないので、色々と注意しながら操作していきたいなと思いました。

GPT Storeは来年1月の解禁と発表されました。収益化のために知っておくべきことを以下記事にまとめていますので、合わせてご参照ください。

chaso

文系出身、数字が苦手な平凡主婦。塾講師、大手企業SE、不動産事務、Webライター、QAエンジニアを経て現在RPAエンジニアとして働いています。機械音痴だけど効率化や自動化をこよなく愛しています!お仕事の依頼・ご相談は問い合わせよりお願いいたします♪

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