公開したGPTsがガイドライン違反で大量削除されている 一度削除後は復活しない可能性

ChatGPT

2023年1月に、満を持してオープンした「GPT Store」。GPTストアには個人が作成したGPTsも公開できるということで、既に多くのGPTsが公開されています。

しかし、その一方で、公開後にガイドライン違反で突如削除されるGPTsが増えているようです。

今回は、実際にGPTsを削除されてしまった方の声を交えて、本件の詳細を探っていきたいと思います。

GPTs大量削除が始まったのはいつから?

GPTストアが始まったのは、2023年1月10日(現地時間)です。

それ以前から、GPTsを全体公開することは可能で、GPT Store自体も見れるようになっていました。

そして、GPTs大量削除が始まったのはどうやら1月10日からのようです。

つまり、GPTストアが解禁になった当日から、規約違反しているGPTsが削除され始めたということが分かります。

公開後にガイドライン違反でBANされるケース

GPTsが削除されたあとメールで連絡があったケース

この方のポストによると、GPTsが削除されたあとにメールで連絡があったそうです。

上記のケースでは、他の組織の商標(ChatGPT、Twitter、Googleなど)を許可なく使っていることがOpenAIのガイドライン違反となり、削除された模様です。

予告なく突然されるケースも

また、突然GPTsが削除され、それに関する連絡もないパターンもあるようです。

このポストによると、GPTsを削除するという通告はなく、一度削除されてしまうと再度公開することができない可能性があるようです。

注:ガイドラインは度々更新されている

GPTs作成ポリシーに関しては、随時更新されており、こまめにチェックする必要がありそうです。最新の更新は2023年1月10日(GPTストアオープン日)となっています。

私が認識している限り、GPTs公開当初は「AI彼女」系の恋愛関係のGPTsに関しては規則に書かれていなかったと思います。しかし、現在の規則だと「AI彼女」系のGPTsはガイドライン違反で削除の対象となっているようです。

GPTsの作成ポリシー(2023/1/23現在)

2023年1月23日現在のGPTsの作成ポリシーを以下にまとめます。なお、1/23時点のもので、規約はちょくちょく改定をしているようなので、詳しくはOpenAI公式サイトにてご確認ください。

上記から、特に気を付けるべき内容についてピックアップしたものが以下になります。

  • YMYL(Your Money or Your Life)=命やお金にかかわる重大なコンテンツ
  • 詐欺やスパム
  • いじめ、嫌がらせ、中傷、差別、子供を性的対象にすること
  • 政治キャンペーンに活用すること
  • 露骨な性的コンテンツ
  • ギャンブル、融資などの内容
  • 無許可で商標(ChatGPT、Google、Twitterなど)を使うこと
  • 芸能人や有名人の名前を使うこと
  • 恋愛関係を助長するような内容

「ChatGPT」「GPT」も商標使用にあたる

OpenAIのガイドラインでは、無許可で商標を使うことを禁止しています。この商標には、「ChatGPT」や「GPT」なども含まれます。

つまり、GPTsの名前を「〇〇GPT」「ChatGPTくん」みたいな名前にすると規約違反となり、GPTsを削除される可能性があるということです。

公開段階で注意メッセージが出る場合も

GPTsを全体公開する段階で、以下のようなメッセージが出る場合があります。

変更を公開できませんでした

あなたのGPTはまだ公開する準備ができていません。通常はすぐに修正できます。

できることは以下の通りです。

あなたの情報を確認してください: 説明文、名前、プロフィール写真がブランドと使用ガイドラインに合っているか確認してください。
再度共有する: 更新したら、GPTを共有しましょう。
今のところ、「自分だけ」に公開することで、GPTを非公開で使用することができます。

このメッセージが出る場合は、ガイドラインに違反している可能性があります。今一度、GPTsの設定を確認し、規約に違反するような表現やキーワードを使っていないことを確認する必要があります。

まとめ

今回は、公開したGPTsがガイドライン違反で大量削除されている件について解説しました。

せっかく作成したGPTsが突如削除されてしまうのは防ぎたいところですね。「〇〇GPT」などの名前も規約違反になるという点は盲点でした。GPTs公開時は、最新のガイドラインに目を通し、今一度確認することが必要だなと感じました。

まだGPTsの収益化は始まっていませんが、もし収益をあげているGPTsがいきなり削除されたりしたらショックですよね・・・。そうならないためにも、作成段階からOpenAI公式の作成ポリシーをしっかり守ったGPTsを作るよう、意識したいところです。

chaso

文系出身、数字が苦手な平凡主婦。塾講師、大手企業SE、不動産事務、Webライター、QAエンジニアを経て現在RPAエンジニアとして働いています。機械音痴だけど効率化や自動化をこよなく愛しています!お仕事の依頼・ご相談は問い合わせよりお願いいたします♪

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