【無料】生成AIツール「リートン」でGPT-4 Turboが使い放題に!なぜ無料なの?怪しい?

ChatGPT

株式会社リートンテクノロジーズジャパンが提供している生成AIサービス 「wrtn(リートン)」の大幅なアップデートを発表しました。

これまでは、事前登録した先着一万名に限り無料でGPT-4を提供していましたが、今回のアップデートにより、GPT-4よりさらに優れたモデルである「GPT-4 Turbo」を無料で制限なく提供するとのことです。

ChatGPTでは、「ChatGPT Plus」という月額20ドルの有料版に加入していないとGPT-4は利用できません。それを無料で制限なく利用できるとなると、「なんか怪しい」「登録して大丈夫かな」と不安に思う方もいらっしゃると思います。そこで、

  • 「リートン」ってそもそもなに?
  • 完全無料って逆に怪しそうだけど、大丈夫?

これらについて分かりやすく解説します。

リートンとは?

「wrtn(リートン)」とは、株式会社リートンテクノロジーズジャパンが提供している生成AIサービスです。

会社概要
  • 株式会社リートンテクノロジーズ(Wrtn Technologies Japan)
  • 〒105-0001 東京都港区虎ノ門2丁目3−19虎ノ門2丁目タワー19F
  • 本社:韓国 ソウル市
  • 代表取締役社長:イ・セヨン
  • 設立年月日2023-11-07

韓国に本社があり、日本法人設立は昨年の11月となります。

韓国では130万人以上が登録、アクティブユーザー10万人超え

日本ではあまり聞きなじみのないリートンですが、本社のある韓国ではアクティブユーザーが10万人以上存在し、韓国生成AIの分野ではトップクラスの企業です。

現行のリートンは1月下旬にサービス終了

現在、ベータ版として運営しているリートンは、1月下旬にサービスが終了します。

これに代わるかたちで、GPT-4 Turboが使えるリートンが公開となる予定です。

完全無料って逆に怪しそうだけど、大丈夫?

本来ならば月額20ドルを払わないとGPT-4は使えないのに、完全無料で使い放題となると逆に不安になりますよね。

リートン社主催のカンファレンスにはMSやAWSも参加

しかし、リートンテクノロジーズは、韓国の怪しい無名の企業というわけではありません。

2023年5月には、業界を代表するグローバル企業が多数集結した生成AIカンファレンス「GAA2023(Generative AI Asia 2023)」を主催し、マイクロソフト社やAWSなどが参加するなど勢いのある企業です。

登録はLINEまたはGoogleアカウントで可能

また、リートンの利用登録はLINEまたはGoogleアカウントで登録可能です。クレジットカード情報、メールアドレス、住所などの個人情報の登録は不要です。

不安な場合は、新しくGoogleアカウントを作成して、それでログインするのが良いかと思います。

なんで無料で提供してくれるの?

会社自体は怪しくないことが分かりましたが、では何でリートンは無料なのか、気になりますよね。

公式サイト等にはなぜ無料で提供しているかに関しての記載はありませんでしたが、考えられる理由はいくつか存在します。

スタートアップ企業のため知名度の向上が目的?

リートン社は、韓国においては生成AI業界をリードする企業として注目されており、シリーズAで16.5億円の資金調達を完了しています。この株主のうち、Z Venture Capital(ZVC)は、LINEヤフー株式会社を子会社に持つ投資会社です。ZVCの参加により、日本事業にもさらに弾みがつくと期待されています(参考)。

つまり、リートン社は、「リートンを日本にも普及させたい」という目的があるのではないかと予想されます。そのため、最初のうちは無料でGPT-4 Turboを提供し、のちのちは有料化するのではないかと思われます。

ユーザーが入力したワードを自社で活用している

リートンに入力されたプロンプトからワードを抽出して、自社で活用することを目的としているとも予想されます。

韓国では、既に20億件のワードがユーザーによって生成されており、このデータを活用して自社サービスの改善・新規サービスの立ち上げなどを行うことも考えられます。

ChatGPTを利用するうえでも同様ではありますが、会社の情報や個人情報などをプロンプトに含めないように注意して利用することを心がけましょう。

無料ユーザーは利用時間に制限があるよう

アップデート後のリートンではChatGPTのGPT4-Turboが無制限で使用可能とされていますが、どうやら利用できる時間の制限があるようです。

時間帯なのか、一日に利用できる時間なのかは明らかになっていません。分かり次第また追記します。

公開時期は1月下旬を予定

GPT-4 Turboが使えるリートンは、1月下旬のリリースを予定しています。

ベータ版のサービス終了も1月下旬となっていますので、入れ替わるかたちのリリースとなるのでしょうか。こちらも詳細な日時は不明です。

まとめ

今回は、株式会社リートンテクノロジーズジャパンが提供している生成AIサービス 「wrtn(リートン)」の大幅なアップデートを発表したことについて解説しました。

月額20ドルの課金なしで、GPT-4やGPT-4 Turboが使え、さらには画像生成機能も追加になるそうなので、現在無料版のChatGPTを使っているという方・GPT-4 Turboを使ってみたいという方は是非利用を検討してみてください。

chaso

文系出身、数字が苦手な平凡主婦。塾講師、大手企業SE、不動産事務、Webライター、QAエンジニアを経て現在RPAエンジニアとして働いています。機械音痴だけど効率化や自動化をこよなく愛しています!お仕事の依頼・ご相談は問い合わせよりお願いいたします♪

chasoをフォローする

コメント

タイトルとURLをコピーしました