Power Automate Desktop(PAD)の、「変数を大きくする」アクションの使い方について解説します。
「変数を大きくする」の使い方
「変数を大きくする」アクションの使い方について解説します。
変数の設定
まず、大きくする対象となる変数をフローに追加しておきます。
「変数の設定」をドラッグアンドドロップで真ん中の白いエリアに配置します。
数値を入力して、「保存」を押します。
「変数を大きくする」の追加
次に、さきほど追加した変数に対して数を大きくするためのアクション「変数を大きくする」を追加します。
追加すると、以下のダイアログが表示されます。
- 変数名:数値を大きくしたい変数を設定する
- 大きくする数値:大きくする数を設定する
フローを実行してみる
以下のようなフローが完成していると思います。実際に、数値が大きくなるか確認してみます。
画面上部にある実行ボタン(赤枠部分)を押し、フローを実行します。
実行後、「フロー変数」の変数 NewVar を確認します。
最初に変数の設定で1を設定したのが、2行目の「変数を大きくする」によってプラス1され、NewVarの値が2になっていることが確認できました。
「変数を大きくする」の活用
「変数を大きくする」アクションの活用事例について解説します。
カウンター変数として利用する
カウンター変数の操作に、「変数を大きくする」アクションを使うことができます。
たとえば、上記のフローではループ処理で「Loop」内の処理が繰り返し実行されますが、この中に「変数を大きくする」を入れることで、毎回実行されるたびに変数を大きくすることができます。
このフローを実行すると、変数 Counter の値が1から増えていき、ループのたびにメッセージボックスに表示されます。
「変数を大きくする」使用時の注意点
「変数を大きくする」アクションは、数値以外を大きくする対象に設定することはできません。全角数字などもNGです。このアクションが使えるのは半角数値のみです。
上記の例では、全角の「1000」を変数の値にセットしているため、「変数を大きくする」アクションで数値を大きくすることができず、エラーとなっています。
まとめ
今回は、Power Automate Desktop(PAD)の、「変数を大きくする」アクションの使い方について解説しました。
当ブログでは、Power Automate、Power Automate Desktopに関する記事を他にも投稿しています。もし、「このようなことが知りたい」「こんなフローの作り方が知りたい」等ございましたら、問い合わせやコメントからお気軽にご連絡ください。
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