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今回は、文系女子でもシステムエンジニアになれるのか?について、私自身の経験を踏まえて徹底解説したいと思います。
- 機械音痴だし計算も苦手だけどSEになれるの?
- 文系女子はSEとして馴染めるの?
- SEを目指すうえでやっておいたほうがいいことは?
- 実際にSEになってみて、苦労したことは?
など、就職活動/転職活動をする方が気になるであろうポイントを中身にまとめていきます。
SEという仕事に興味はあるけど、実際のところどうなんだろう?リアルを知りたいと思っている方に少しでも参考になれば幸いです。
はじめに
まず、本記事でいう「システムエンジニア」とは、下流工程、つまり開発やテストなどを行うポジションについてまとめます。
なぜなら、多くの中小企業や派遣会社のシステムエンジニア職は、下流工程からスタートすることが多いからです。転職サイトに載っている「こんな人がシステムエンジニアに向いている!」というのは、上流工程寄りの内容が多く、そのイメージを抱いて入社したらきっと現場に入ってギャップがあるだろうと思います。下流工程での経験は未経験採用で入社する場合は避けて通れない道です。
「自分は絶対大手に入社するから下流工程なんてやるつもりない!」という方には、あまり参考にならない内容かと思います。
筆者は教育学部卒、新卒時はExcelすらまともに扱えず
筆者は教育学部卒で、新卒でソフトウェア開発会社に入社しました。
Excelすらまともに扱えないし、プログラミングはおろか数学が大の苦手で2桁の計算すらできないレベル。同期は私以外理系出身でした。
以下は、私が新人の頃に書いたブログです。(新人研修でC言語やってたときのもの)
本記事は、このようなSE適性のない、計算も苦手な文系大卒の人間視点でまとめていることをご承知おきください。
どんな人がSEに向いているか
文系出身の方は、「私ってSEに向いているのかな?」というのが気になるところかと思います。
よく、会社説明会なんかでは
文系か理系かは入社してしまえば関係ありません!!
という声を聞きますが、これは確かにそうです。入ったあとに誰が文系だ理系だなんていう話は一切ないです。ただし、
SEに向き・不向きはめちゃくちゃある!!!
これだけは言えます。
SEに向いている人
数学に苦手意識がない人
数学ができなくてもSEにはなれます。ただし、数学的思考だったり、瞬時に計算をしたりできたほうが仕事効率は格段に上がります。
「検索力」がある人
「分からなければちゃんと聞くように!」と言われたりしますよね。。
でも、分からないことを聞ける力よりも、何が分からないのかを言語化して自分で調べられる力のほうが重要なのではないかと思います。最近はChatGPTなど便利なツール、多くのネット記事・ブログがあります。無数に転がっているヒントのなかから解決策を導ける力こそ求められていると個人的には感じます。
プログラミングが好きな人
経験を積んで上流工程を担当するようになると、そこまでプログラミングする機会はありません。しかし、ソースコードをレビューしたり、後輩の質問に答えるなど、プログラミングに触れる機会がちょいちょいあります。
また、同僚のなかには休日に趣味でプログラミングしている人もいました。プログラミング以外にも、新しい技術に関心を持ち、常に最新情報をキャッチできる力が求められます。
向いてなくても忍耐力があればなんとかなる(こともある)
筆者は、今では一応それなりに仕事できるようにはなりましたが、入社してから数年間は休日返上でプログラミングしたり、資格の勉強をしていました。たとえSEに向いてなかったとしても、諦めずに根気よく頑張ればなんとかなります。
あとは、周りの優秀な社員と自分を比較して落ち込まないことも大事です。「これまでかけてきた時間が違うんだから、差があって当たり前!」くらいの心持ちでいないと精神が崩壊します。
採用されたということは未経験でもいいってこと。お金(給料)をもらいながら、プログラミングの勉強をさせてもらってると思うくらいの気の持ち方でいいと思います(小声)。
自分がSEに向いているかどうか調べる方法
ネットの適正診断を受けてみる
ネット上に簡易的な適性診断いくつか載っているので、それを参考にしてみると良いです。単に結果だけ見るのではなく、どんな設問なのかに注目してみると、SEとして求められていることや自分の強み・弱みが見えてきます。
↑こちらのサイトでは、適性度を数値化してくれ、設問数が少ないながらも設問の質が良かったので参考になると思います。(わたしがやってみた結果は以下・・なんとも微妙な数値!)
ストレングス・ファインダーで自分の強みを診断する
最近では自己啓発・ビジネス系Youtuberの方がたまに紹介しているのを見かけるので、ご存じの方も多いかと思います。ストレングス・ファインダーは2001年に発行されて以来、長く愛されている本です。
アメリカのGallup社という大手調査会社が作成した才能診断ツールで、自分が気づいていない資質を明らかにさせてくれます。私も転職活動時に利用しました。自分が優れている点を把握できていると、面接時にそれを言語化して伝えることができます。
文系SEを目指す上での注意点
文系×計算苦手は最初から遅れをとっていると思え
もし、SEになりたいと考えている方で計算が苦手だという方は、その時点で遅れをとっているということを十分に理解したほうがいいです。
一口に文系といっても、いろんな文系がいます。単に学部が文系だっただけで、実は数学的思考が得意な人、趣味でプログラミングをしたことがある人など。世間でいう「未経験」の人は、このような理系脳を持つ文系の方が多いです。
なので、完全未経験で計算や論理的思考が苦手という方は、確かにSEにはなれますが入社してから苦労する点はあるということを覚悟しておいたほうが良いです。
文系=コミュ力があると勘違いされる
システムエンジニアは、交渉・提案などのコミュニケーション力が重要となる仕事です。
「明るく話しかけやすい」「誰とでも臆せず話すことができる」みたいなコミュニケーションはそこまで重視されていません。ただ、文系というとコミュニケーション能力があるという一般的なイメージがあるせいか、会社説明会や外部向けのプレゼン、社内勉強会の講師などを任されることが多かったように感じます。
いつまでも未経験ではいられない
たとえ未経験でSEになったとしても、客先からしたらそんなの関係ありません。1年経てば後輩が入ってきて、指導する側になります。
このことを忘れず、程よい緊張感を持ちながら、一つひとつできることを増やしていきましょう。
文系「女子」SEで困ったことは?
文系SE、もっというと文系「女子」SEとして困ったことについて振り返ってみると、、、
面倒なおじさん問題
SE業界は、女性が増えているとはいえ、まだまだ男性の多い業界です。特に、おじさま世代からは文系SEは珍しいというか、単に若い女の子としか見られません(一部の人ですよ・・・!)。
用もなく話しかけられたり、飲み会でセクハラのようなこともぶっちゃけありました(まぁこれはどの業界でもあることだとは思いますが)。
女性の体内リズムによる心身のコンディション問題
女性は周期によって心身のコンディションが大きく異なります。ただ、SEの仕事は感情ではなく論理的にこなしていく必要があります。忙しい時期は休んでいられないということもあります。
ただ、どうしてもイライラしやすい時期に感情に左右されてしまうことがあったなと思います。
女子だからという理由で商談・イベントに連れて行かされる
大事な商談だったり、展示会とかイベントだったりに駆り出されることは多いです。
私は人前に出たり、積極的にコミュニケーションを取るのが苦手なタイプなので、これが本当に苦痛でした。
お局様に嫌われたら終了
こういうのって、女性が多い職場だけかと思うじゃないですか・・・・この業界にもあるんですよ・・・私はベテランのお局様に一回も喋ってないのに嫌われて、無視されたり嫌がらせを受けました。女性が少ないからこそ、一度ターゲットにされたら終了です。
入社するまでにやっておいたほうがいいことは?
ここからは、SEとして採用が決まった方、これから就職活動をしようと思っている方向けに、SEになるにあたってやっておいたほうが良いことを紹介します。
いきなり本を買う必要はない
実際に現場に入ってから書籍を与えられたり課題図書が指定されることがあったり、配属されるまで業務の詳細については分からないこともあるため、いきなり本を買う必要はありません。
もし、いくつか技術系の書籍を参考程度に読んでみたいという場合は、Kindle Unlimitedであれば月額980円で読み放題です。技術書は一冊3000円程度するものが多く、分厚くて持ち運びが大変ですが、kindle Unlimitedはスマホやタブレットからいつでも読むことができます。
また、Kindle Unlimitedで読める技術書のおすすめについては、こちらで紹介しています。
Progate(プロゲート)でプログラミングを学ぶ
プロゲートはオンラインのプログラミング学習サービスです。会員登録が必要です(無料)。課金しないと限られたレッスンのみしか受講できませんが、月額990円~の有料会員になることで全てのレッスンを受講できます。
Windows持ってる人はPower Automateをやってみる
WindowsのPCがある人は、ぜひPower Automate Desktop(PAD)でいろんなフローを作ってみてほしいです。PADは、パソコン操作を自動化できるツールです。
PADには、ifやforeachなどのアクションがあったり、変数宣言、リストの操作など、多くのプログラミング言語においても使われる文法を視覚的に学ぶことができます。しかも、無料です!
プログラミングスクールはやる必要ある?
エンジニア転職を目指す人がプログラミングスクールを受講されるケースは増えています。学習だけでなく、就職支援もしてくれるところもあるため、未経験から就職する際には心強いです。
ただ、個人的にはプログラミングスクールは必ずしも通う必要はないと思っています。新卒採用であれば、入社前教育として教材が配布されることもありますし、課題がある場合にはそちらをしっかりやるだけでも十分だと思います。
では、プログラミングスクールはどのような場合におすすめかというと、
- 自分ひとりで勉強するのは心細い
- モチベーションが保てるか心配
- プロに質問できる環境で勉強したい
このような場合は、プログラミングスクールに通うことで気持ちの面でも安心して学習を進められるのではないかと思います。
もしやるならある程度大手のほうが良いと思います。以下に、おすすめのプログラミングスクールを2校ほど載せておきます。
無料プログラミング体験実施中
無料オンライン相談受付中
相談する人がいないという方へ
筆者は、入社前&入社後、相談する相手もなく一人で不安を抱えながら過ごしてました。あのとき相談できる人がいたら良かったなぁ・・・とつくづく思います。
なので、これからSEになろうか迷っている人、SEに内定をもらったけど何をしていいか分からない人、SEになったけどこのままでいいのか悩んでいる人がいらっしゃいましたら、気軽に私(chaso)宛てに相談してください。コメントからでも、問い合わせからでもOKです。
へんなセールスとかではないです。自分と同じような境遇の方が少しでも前向きになれればなと思います!
まとめ
今回は、文系女子でもシステムエンジニアになれるのか?について、私自身の経験を踏まえて徹底解説しました。まとめると、文系女子でもSEになれるけど、一口に文系といってもいろんなタイプの人がいるので自分自身の適性を把握しておくことが大事です。
とはいえ、SEに向いてない人であっても、勉強を続けながらしぶとく居座っていればそれなりになんとかなります。私自身もSEに向いていない人間ではありますが、SE、ひいてはIT業界が今では好きです。要望をかたちにすること、人に教えること、人に喜んでもらうことってやり甲斐があるなーと感じます。
もし、別の業界に進んでいたら、いまだに機械音痴でITに疎い人間だったと思います。きっと、こうしてブログを運営する未来も無かったと思うし、プライベートにおいてもITに詳しくなれたことで良かったと思うことはたくさんあります。
今、文系大でSEを志望している方、転職でSEを目指している方にとって、この記事が参考になれば幸いです。
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