Power Automate Desktop(PAD)のフローはどこに保存されているのか、フローの実体はどこにあるのかについて解説します。
PADフローはOneDriveに保存されている
PADのフローの実体は、OneDrive上にあります。
「OneDriveなんて普段使ってないよ!」という方も、PADを使っているということはMicrosoftのアカウントを持っているということなので、実はOneDrive自体は使えるようになっています。
OneDriveってなに!?
OneDriveとは、Microsoftが提供しているオンラインストレージサービスです。Google DriveやDropboxのような、クラウド上にファイルや写真などのデータを保存しておくことができるサービスです。
OneDriveは、Microsoftのアカウントを作ると自動的に使えるようになります。無料で 5 GB のストレージ容量が使えるようになっています。
OneDriveに保存されたPADフロー
PADのフローは、OneDriveの「アプリ」を開き、
「Power Automate Desktop for Windows」を開きます。
ここに、PADのフローが格納されています。
バックアップもOneDrive上でできるの?
ここで気になるのが、「PADフローの実体がOneDrive上にあるということは、OneDrive上でファイルをコピーすることでフローをバックアップできるのか?」というところですよね。
結論、OneDrive上でフローのバックアップはできません。
PADのフローは、以下のように何も拡張子がついていないファイルと、.metaという拡張子がついたファイルの2つが1セットになっています。
で、このファイルに対するメニューとして「コピー」があるのでここでバックアップが作れるかと思ったのですが、実際にコピーを作成してからPADを開いても、コピーしたフローは表示されませんでした。
PADのフローをバックアップする方法
では、PADのフローをどのようにバックアップするかというと、テキストデータにするという方法が有効です。
この方法を使うことで、他の人にフローを共有したり、他PCにフローを移行したり、バックアップを取ることができるようになります。
さらに、テキストファイルを圧縮してバックアップしておきたいという方は、以下の記事もご参照ください。
まとめ
今回は、Power Automate Desktop(PAD)のフローはどこに保存されているのか、フローの実体はどこにあるのかについて解説しました。
当ブログでは、Power Automate、Power Automate Desktopに関する記事を他にも投稿しています。もし、「このようなことが知りたい」「こんなフローの作り方が知りたい」等ございましたら、問い合わせやコメントからお気軽にご連絡ください。
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