Power Automate Desktopでテキストをコピー&ペーストする方法【PAD】

Power Automate Desktop

Power Automate Desktop(PAD)でテキストをコピー&ペーストする方法について解説します。

メモ帳内のテキストをコピー&ペーストする方法

たとえば、以下のようなテキストファイルの内容をコピー&ペーストする方法を紹介します。

【STEP1】メモ帳を開く

まず、テキストファイルを開きます。「アプリケーションの実行」アクションを追加します。

すると、以下のようなダイアログが表示されますので、「アプリケーション パス」にテキストファイルのフルパスを設定します。

【STEP2】メモ帳の中身を全選択する

次に、メモ帳の中身を全選択します。( Ctrl + A )

「キーの送信」アクションを追加します。

すると、ダイアログが表示されますので、「送信するテキスト」に以下を設定してください。

{Control}{A}

【STEP3】メモ帳の中身をコピーする

次に、全選択した内容をコピーします。先ほどと同じ「キーの送信」アクションをもうひとつ追加します。

「送信するテキスト」に以下を設定してください。

{Control}{C}

【STEP4】クリップボードにコピー内容をセットする

次に、コピーした内容をクリップボードに設定します。クリップボードというのは、コピーした内容を一時的に保管しておく仮置き場のようなもので、どのパソコンにも備わっている機能です。

「クリップボードテキストを取得」アクションを追加します。

中身はそのままで保存します。

動作確認

ここまでで、一旦メモ帳の内容がコピーされているか確認してみましょう。

フロー上部にある実行ボタンを押します。

実行が完了すると、右側にある「フロー変数」の”ClipboardText”という変数に、メモ帳の内容が入っていることが確認できました。

【STEP5】コピーしたテキストの貼り付け

コピーした内容を別のテキストファイルに貼り付けます。先ほどと同様、「アプリケーションの実行」アクションを追加し、貼り付け先のテキストファイルのフルパスを設定します。

次に、「キーの送信」を追加します。

「送信するテキスト」に以下を設定してください。

{Control}{V}

フロー全体は以下のようになります。

これを実行すると、コピー元のテキストファイルの内容がコピー先に貼り付けられます。

貼り付けがうまくいかない場合

貼り付けがうまくいかない場合は、メモ帳が開ききる前に「キーの送信」アクションが実行されてしまっている可能性があります。この場合、「Wait」アクションを追加して、メモ帳が開くまで少し待機すると解決します。

それでもうまくいかない場合は、「テキストをファイルに読み込む」「テキストをファイルに書き込む」アクションで代用してみてください。

まとめ

今回は、Power Automate Desktop(PAD)でテキストをコピー&ペーストする方法について解説しました。

当ブログでは、Power Automate、Power Automate Desktopに関する記事を他にも投稿しています。もし、「このようなことが知りたい」「こんなフローの作り方が知りたい」等ございましたら、問い合わせやコメントからお気軽にご連絡ください。

chaso

文系出身、数字が苦手な平凡主婦。塾講師、大手企業SE、不動産事務、Webライター、QAエンジニアを経て現在RPAエンジニアとして働いています。機械音痴だけど効率化や自動化をこよなく愛しています!お仕事の依頼・ご相談は問い合わせよりお願いいたします♪

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