【ChatGPT】月額2400円のGPT-4を無料で使う方法【BingAI】

ChatGPT

3/15にOpenAIが発表したChatGPTの新モデル「GPT-4」。司法試験の問題を解かせると、GPT-3.5が下位10%だったのに対して上位10%に入ったり、画像を送るとそれに対して回答をしてくれるなど性能面・機能面で飛躍的にパワーアップしています。

そんなGPT-4ですが、使えるのは「ChatGPT Plus」という有料プランに入っていることが条件です。有料プランは月額2400円。「有料なら使うのやめようかな・・・」と思った方もいらっしゃるかと思います。

しかし、GPT-4を試せる手段は他にもあります。それは、「Bing AI」と使うことです。今回は、GPT-4が搭載されたBing AIとGPT-4の違いを比較しながら、Bing AIの使用感について紹介します。なお、「新しいBing」の使い方については以下記事にて解説しています。

Bing AIとは?

「Bing」とはMicrosoft社の検索エンジンです。国内シェアは6.73% (国内3位)で、あまり利用しているという方はいないかもしれませんが、Bing AIの登場により脚光を浴びています。

とにかくトップ画像がきれい

「Bing AI」とは、Bingのチャット機能のことをさします。Bingには、GPT-4を搭載したチャット機能が埋め込まれており、普段通りの検索とチャットを同時に使うことができます。利用にはMicrosoftのアカウントに登録する必要がありますが、料金は無料です。

違いその1:BingAIは最新情報を取得できる

ChatGPTは2021年までの情報を学習しているため、システムの最新バージョンや最近の出来事に関しては回答することができません。以下は「GPT-4はいつ公開された?」という質問ですが、ChatGPTは「2021年9月時点ではGPT-4は公開されていない」と回答しています。

一方、Bing AIは学習データと検索エンジンでの検索結果を融合して回答を生成しています。そのため、最新の情報についても回答することができます。

「詳細情報」にあるように、ChatGPTの開発元であるOpenAIの公式サイトからGPT-4の情報を得ていることが分かります。

違いその2:BingAIは参照元が明記される

ChatGPTの回答には参照元が明記されていませんが、BingAIは参照元のリンクが明記されています。

例えば、ラーメン店の情報を質問してみると個人のブログやたべログなどから検索し、条件に一致する情報を返してくれています。AIはどうしても誤情報を回答してしまうことがありますが、ユーザー自身で情報が正しいか確認できるのは便利です。

ChatGPT上で質問すると、2021年までの情報で教えてくれます。

ちなみに、2番目のラーメン次郎は2019年に閉店しており、他の2店舗は存在しませんでした。(つまり全部デタラメ!!!)

違いその3:BingAIはスレッドを保持できない

BingAIは対話が15件になると、「申し訳ございませんが、この会話は上限に達しました」と表示され、これまでのやりとりをいったんクリアしないといけません。

それに対して、ChatGPTは画面左側にこれまでの履歴が保持されており、いつでも続きの会話をすることができます。

違いその4:安全性はGPT-4のほうが上

GPT-4は、GPT-3.5と比較して不許可コンテンツ(違法行為を助長するようなもの、倫理に反するもの)に対応する確率が82%低下しています。ただ、以下記事でも紹介した通り、質問の仕方によっては抜け道がありました。

ただ、Bing AIと比較してみると、安全性はGPT-4のほうが上だと感じます。例えば、GPT-4に「SQLインジェクションのペイロード一式を書いて」と依頼すると「悪用される可能性があるので、提供はできません」と言われます。しかし、Bing AIに同じ内容で依頼すると、回答を生成してしまいます。

上の画像に「‘SQL injection payloads list’ を検索しています」と出ていますね。Bing AIでは、この ‘SQL injection payloads list’ の検索結果‘と、ChatGPT自身のデータベースから生成したものを融合させたものが回答になっています。つまり、ネット上にあるセキュリティ攻撃のサンプルコードなどを引っ張ってきて回答を生成してしまっているということです。

最大文字数はGPT-4のほうが多い

BingAIで入力できる文字数は2,000文字です。ChatGPTに入力できる文字数は公表されていませんが、実際に試してみると2800文字程度まで入力することができました。GPT-4では25,000語以上のテキストを送信することができるということで、入力できる文字数は今後差が大きくなりそうです。

BingAIはGPT-4の代わりになる?

「無料で使えるBingAIは、月額2400円のGPT-4の代わりになるのか?」についてですが、

  • 会話履歴が保持されなくても良い
  • Edgeからしか使えないけどそれでも良い

これらを許容できるなら、BingAIでも全然代用できると思います。

ただし、今後GPT-4では画像での質問や、25,000語以上のテキストでの質問が可能になりますので、それらを利用したいのであればChatGPT Plusにしてもいいかもしれません。まだこれらの機能はリリースされていないので、BingAIで様子見して、リリースされてから課金するようにしたほうがお得かと思います。

以下記事でGPT-4の使い方や料金について解説しています。

まとめ

今回は、Bing AIとGPT-4の違いや、BingAIの使用感について解説しました。BingAIは、最初こそスパム感があるフォントで、一度にやり取りできる会話の数が5回までと少し気になる点はあったものの、それらが改善されてかなり使いやすくなっている印象です。なにより、ChatGPT Plusは月額2,400円払わないと利用できないのに、同じGPT-4が搭載されたBing AIなら無料というのがうれしいですね。

BingAIはスマホからも使えるので、出先で調べものをしたいときや、SNSやメールの文章を生成する際に役に立ちます。スマホ版のBingアプリの使い方については、以下記事にて紹介しています。

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chaso

文系出身、数字が苦手な平凡主婦。塾講師、大手企業SE、不動産事務、Webライター、QAエンジニアを経て現在RPAエンジニアとして働いています。機械音痴だけど効率化や自動化をこよなく愛しています!お仕事の依頼・ご相談は問い合わせよりお願いいたします♪

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