【体験記】3日でAWS Certified Cloud Practitionerに合格した勉強法・コツを解説

AWS

こんにちは。当ブログを運営するprtnです。

少し前に、現代社会の技術から完全に取り残された製造業から、IoTやクラウド技術を推進する企業に転職を成功させました(転職体験記はこちら)。

現代社会の技術(特にIoT関係)から完全に取り残された製造業に勤める会社員。
IoT技術やクラウド技術を積極的に活用する企業(部署)に転職した会社員。

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現在、入社してもう少しで2か月となるところです。

会社全体としてDXを推進しており、その一環でAWSの資格を受けてみようということになりました。AWS Certified Cloud Practitioner(AWS認定クラウドプラクティショナー)に合格したので、その記録をまとめたいと思います。

AWS認定クラウドプラクティショナーとは?

AWS認定資格というのは、クラウドに関する知識を証明する資格です。AWS認定資格は、日経×TECHが実施した「 IT 資格実態調査 / 取得したい資格ランキング」でも2017年から5連覇しています。

そのなかで、AWS認定クラウドプラクティショナーの難易度は一番低く、基礎的な内容となっています。

試験概要

AWS認定クラウドプラクティショナーの認定バッジ
項目内容
難易度最も低い (全12種中)
対象AWSの使用期間が最長でも6か月程度の方で、
IT技術を持たない受験者が主な対象
試験の有効期間3年間
試験時間90分
問題数65個
(すべて選択問題)
テスト形式テストセンターまたは
オンライン試験
受験料100ドル(日本だと11,000円+税

試験対象の分野

AWS認定クラウドプラクティショナーの対象となる分野は以下のとおりです。

  • 第 1 分野: クラウドのコンセプト (採点対象コンテンツの 24%)
  • 第 2 分野: セキュリティとコンプライアンス (採点対象コンテンツの 30%)
  • 第 3 分野: クラウドテクノロジーとサービス (採点対象コンテンツの 34%)
  • 第 4 分野: 請求、料金、およびサポート (採点対象コンテンツの 12%)

難易度は全AWS試験のなかで一番易しい

AWS認定クラウドプラクティショナーは、全AWS試験のなかで一番簡単な試験です。

具体的な難易度でいうと、ITパスポート以上、基本情報技術者試験未満といった体感です。

AWSを使ったことがある方が良いが、暗記だけで乗り切れる感はある

当方、仕事やプライベートで1年程度AWSを使用しています。がっつり触っていたわけではありませんが、EC2やVPC、AWS Lambdaあたりを主に使用したことがあります。

そのため、表題にも書いたとおり2-3日勉強したのみで合格することができましたが、AWSにまったく触れたことがない方は似たようなサービス名・単語が多く苦戦するかもしれません。

ただ、とにかく合格できれば良いという方は、受験勉強のように丸暗記でも乗り切れるレベルだと思います。

実務で使わない分野は覚えるのが大変

AWS認定クラウドプラクティショナーの対象分野や先述の通り4つありますが、なかでも

  • 第 2 分野: セキュリティとコンプライアンス (採点対象コンテンツの 30%)

AWSクラウドのセキュリティ、ガバナンス、コンプライアンスなどに関する問題が難しく感じました。このへんは職場においても、AWS管理者しか実際に触る機会がないと思うので、イメージが掴みづらい部分だったりします。

時短・効率の良いおすすめの勉強法

AWS認定クラウドプラクティショナーの試験に向けてやったことは、以下の通りです。

  • Kindleで試験対策の問題集をひたすら解く

これだけです。使った本は以下の一冊のみです。

【CLF-C02対応】AWS認定 クラウドプラクティショナー模擬試験問題集(390問) 

■発売日 ‏ : ‎ 2023/10/17

これを出勤中の電車内や、寝る前ベッドに横になりながら2周くらい解きました。Kindleにはふせん機能があり、これを活用して間違えた問題にふせんをつけて何度も解くことで正答率を上げていきました。

教材選びのポイント

試験対策にあたり使用する教材を選ぶ際のポイントは、以下のとおりです。

新バージョン(CLF-C02)対応のものを選ぶ

AWS認定クラウドプラクティショナーは2023年9月に、旧バージョン(CLF-01)から新バージョン(CLF-02)に変更されています。変更内容は以下のとおりです。

  • 試験分野と出題割合の変更
  • 試験範囲の増加

参照記事:【比較】AWSクラウドプラクティショナーの旧試験と新試験の違いまとめ【CLF-C02】

一問一答形式がおすすめ

ふだんの仕事をしながら試験勉強までするのは正直大変ですよね。そこで、隙間時間で効率良く学習するために一問一答形式の問題集をおすすめします。

実際の試験も選択問題ですので、何度も繰り返し問題を解いて正答率を上げていくのが良いかと思います。

テストセンター or オンライン試験?

AWS認定クラウドプラクティショナーは、Pearson VUE テストセンターまたはオンライン監督付き試験を選択することができます。

オンライン試験の注意点

私はオンラインで試験しましたが、オンライン試験をする場合はいくつか注意点があります。

一人になれる環境で受ける

家族やパートナーなどと同居している方は、一人で受験できる環境の確保が必要となります。

机の上の本やモニターは布をかけて見えなくする

基本的に、机の上にあるもの(デスクマット、書類、モニタ等々)は全てなくした状態で受ける必要があります。

私の場合、デュアルモニターとなっていましたので、「手持ちの服や布で隠すようにしてください」と言われました。

独り言、顔を手で隠す、離席はNG

テレワークに慣れてるとついついやっちゃう独り言。NGです。

問題文を声に出して読む。NGです。

顔を手で覆ったり、離席するのも不正とみなされる場合がありますので気を付けましょう。

心配ならテストセンターのほうがいいかも

部屋のなかをPCのカメラで360度映したり、自分の自撮り写真、免許証の撮影、試験官とのチャット対応、腕時計・眼鏡にカメラがついてないか確認、机の上の確認・・・・などなど、試験前にやることがけっこう多いです。

確認ポイントが多いうえに、試験中もずっと監視されるので、気になっちゃう方・心配な方はテストセンターを選ぶことをおすすめします。

以下記事に、オンライン試験とテストセンターの比較が詳しく載っていました。

テストセンターとリモートどちらがいいの?(AWS認定試験)

試験を受けて良かったこと

AWSの基礎を理解しているという証明になる

AWS認定クラウドプラクティショナーの試験を受けて勉強になったなと思う点は正直あまりないです。

ただし、この試験を受けたことで、「AWSについて基礎的なことをある程度知っている」という証明が出来たことは確かです。

クラウドをがっつり使っている企業や部署においてはあんまり意味がないかもしれませんが、「基本的なことは理解しているよ」というのを社内・外どちらにおいてもアピールできるものが増えたという感覚はあります。

他のAWS認定試験が25%オフになる

2023年10月29日現在、AWS認定クラウドプラクティショナーの試験に合格すると、他のAWS認定試験が25%割引になる割引コードを得ることができます。

ただし、割引コードをゲットできるのは、2023年12月1日までにAWS 認定取得: Cloud Practitioner チャレンジに参加した場合だと記載がありました。

また、25%割引コードの使用には数に限りがあるため、早めの受験予約がおすすめとも記載されています。

参考:AWS 認定取得: Cloud Practitioner チャレンジに参加しよう

Kindle Unlimitedに安く入る方法

Kindle Unlimitedでは、初回に限り30日間無料キャンペーンを実施しています。

AWS認定クラウドプラクティショナーの試験対策としては、1か月もあれば十分対策できますので無料期間を利用して勉強するとお得です。先ほど紹介した本も、Kindle Unlimitedの無料読み放題で読める本のうちのひとつです。

無料体験の申し込み方法

以下のリンクを開き、サインイン後に会員登録を確定すれば登録することができます。

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(無料期間が終了して自動課金されるのを防ぐため)

まとめ

今回は、AWS Certified Cloud Practitioner(AWS認定クラウドプラクティショナー)に合格した勉強法・コツなどについて解説しました。

AWS認定クラウドプラクティショナーはAWS認定資格のなかで最も簡単な試験ではありますが、社内外においてクラウドスキルの証明として評価されます。

自身のスキル向上に加えて、ゆくゆくは社内やチームにおいてクラウドによる業務改善やコストカットに貢献できるなど、資格取得によって様々な可能性が拓けるかもしれません。

最後まで読んでいただき、誠にありがとうございます。本記事が少しでも参考になれば幸いです。

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