Power Automate Desktop(PAD)で「最後のエラーを取得」の使い方について解説します。
PADにおける「例外」とは
プログラミング経験のある方であれば「例外」というワードを理解しているかと思いますが、「例外」というのは、プログラム実行時に発生するエラーのことで、そのエラーによってプログラムの進行が妨げられること(プログラムが落ちてしまうこと)をさします。
たとえば、PADであれば、以下のフローを実行すると例外が発生します。
変数 NewVar には「あいうえお」という文字列が入っていますが、2行目でそれに対して「1大きくする」というアクションを実行しています。当然ですが文字列を加算することはできないため、このフローは例外が発生して2行目で終了してしまいます。
「最後のエラーを取得」の使い方
「最後のエラーを取得」アクションでは、ブロックエラー内でいちばん最後に発生したエラーのみキャッチします。
例えば、以下のフローであれば、2行目・3行目で例外が発生します。
このフローに、以下のアクションを追加します。
「最後のエラーを取得」を、フローの最後に入れます。
このフローを実行すると、変数 LastError に、最後に発生したエラーが格納されます。
個別にエラー対応したい・ブロックエラー対応したい場合
アクション個別にエラー対応を設定したい場合、ブロックエラー発生時の処理を設定したい場合は、以下記事をご参照ください。
まとめ
今回は、Power Automate Desktop(PAD)で「最後のエラーを取得」の使い方について解説しました。
当ブログでは、Power Automate、Power Automate Desktopに関する記事を他にも投稿しています。もし、「このようなことが知りたい」「こんなフローの作り方が知りたい」等ございましたら、問い合わせやコメントからお気軽にご連絡ください。
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