Stable Diffusion利用時は便利なプラットフォーム「Civitai」も活用しよう

Stable Diffusion

画像生成AIであるStable Diffusionを利用する際に便利なプラットフォームCivitaiの紹介と使い方を画像付きで詳しく解説します。

はじめに

この記事では、画像生成AIであるStable Diffusionを利用する際に便利なプラットフォームであるCivitaiについての紹介と使い方を画像付きで詳しく解説します。

Stable Diffusionとは

Stable Diffusionとはディープラーニング技術を用いて作られたtext-2-imageモデル(テキストを入力すると画像が出力されるもの)です。

text-2-image以外にも、インペインティング(Inpainting:画像の一部領域の損傷・劣化・欠落部分を(違和感なく)補正する)、アウトペインディング(Outpainting:元画像の領域の外側を補正する)、image-2-image(コマンドではなく画像を入力し、そこから新たな画像を生成する)ことができます。

Stable Diffusionの詳細とインストール方法などについては、以下の記事にまとめています。

Civitaiとは

CivitaiはStable DiffusionにおけるチェックポイントやVAEなどのモデル全般のデータをダウンロードできるプラットフォームサイトです。サイトは以下になります。

Civitaiのほかにも「Hugging Face」という有名なプラットフォームサイトがあります。

Hugging Faceについての詳細は以下の記事にまとめています。

Civitaiでダウンロードできるもの

Civitaiでダウンロードできるものは主に以下となります。

  • Checkpoint(チェックポイント)(=AIモデル)
  • VAE
  • LoRA
  • ポーズ集

Checkpoint(チェックポイント)(=AIモデル)

CheckpointとはAIモデルのことです。Stable DiffusionはAIモデルのことをCheckpointというのでそのようになっています。

VAE(Variational Auto Encoder)

VAE(Variational Auto Encoder)とは高次元のデータ(=画像データ)を低次元のデータ(=ベクトルデータ)に変換したり(エンコード)、その逆の処理(デコード)を行ってくれるものです。

Stable Diffusionの場合は、画像を鮮明にしてくれる機能として使用されることが多いです。

LoRA(Low-Rank Adaptation)

LoRA(Low-Rank Adaptation)とは追加学習データのことです。あるチェックポイント(AIモデル)に対して、特定の特徴や質感を簡単に追加し、画像データのクオリティを大きく上げることができることがあります。

ポーズ集

画像データにポーズを取らせるとき、通常プロンプトで指定しますが、複雑なポーズはプロンプト指定だけでは非常に難しいです。

そこで、棒人間に特定のポーズを取らせ、それを取り込むことで生成する画像データに似たようなポーズを取らせることができます。

Civitaiの使い方

まずは、サイトにアクセスします。

Checkpoint(チェックポイント)(=AIモデル)を探す

ページ上部にある「Models」を選択します。

画面右側のFilterを選択し、検索したいタイプを指定します。

画面上部の検索バーに検索したいワードを入力するか、その下のカテゴリを選択します。

または、さらに下にモデル一覧と生成される画像がありますのでそちらをクリックして選択します。

検索バーでの検索は検索バーの左が「Models」になっていることを確認してください。

規約詳細を確認する

ダウンロードするモデルやVAE、LoRAごとに規約が存在します。「完全自由に使ってよい」や「商用はダメ」などのほかに二次利用などについての規約もあります。

基本的に個人でただ画像作って遊びたいだけの場合はあまり気にしなくてよいかもしれませんが、使いたいモデルがどのような規約なのかは確認しておいても良いでしょう。

画面右側のモデル概要説明の下側にいくつかアイコンがあるので、そこをクリックします。

クリックするとポップアップが出てそのモデルでOKなこととNGなことが出ます。

主に以下の内容になっています。

  • Use the model without crediting the creator(作成者のクレジットを表示せずにモデルを使用する)
  • Sell image they generate(生成した画像を販売する)
  • Run on services that generate image for money(お金を払って画像を生成するサービスを実行する)
  • Run on Civitai(Civitaiで実行)
  • Share merges using this model(このモデルを使用してマージを共有する)
  • Sell this model or merges using this model(このモデルを販売するかこのモデルを使用してマージモデルを作る)
  • Have different permissions when sharing merges(マージを共有するときに異なる権限を与える)

チェックがついているものはOKで×のものはNGです。

モデルをダウンロードする

概要欄上のDownloadをクリックするとダウンロードされます。基本的に容量が大きいので注意しましょう。

基本的にはクリックするとそのままダウンロードが始まりますが、一部のモデルはログインしないとダウンロードできないものがあります。その場合はユーザ登録するか、またはほかのサービスを利用してログインしましょう。

まとめ

画像生成AIであるStable Diffusionを利用する際に便利なプラットフォームであるCivitaiについての紹介と使い方を画像付きで詳しく解説しました。

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